令和3年2月21日 活動 千年フジの剪定

開催日 :令和3年2月21日(日)
 ヘリテージマネージャー研修、樹木医研修
場 所 :大歳神社(宍粟市山崎町上寺)
指 導 :樹木医 安田邦男氏
参加者 :浅田哲也、荒木衛、伊藤美菜子、石山恵信、伊達寛、鳥越茂、安田邦男、山岡秀行 樹木医
内 容 ::千年フジの冬期剪定
目 的 :
本研修は平成26年より継続して行っており、千年フジを対象とした技術研修で今回は当支部の安田邦男樹木医が講師で実施しました。
境内600㎡には8本のフジがあり、中心に幹周は約3mの県指定天然記念物千年フジがあります。フジの管理は大歳神社氏子が中心となった千年フジ保存会により行われていますが、フジの咲きが悪くなったことから平成7年、当支部に指導の依頼があり、平成26年からは支部会員の研修の場としても使わせてもらっています。
当日は剪定法について研修しました。剪定により花を棚より下に垂らすために剪定の指導を受けました。 蔓は栄養状態により太いものから細いものまであり、長さもマ チマチです。花が咲くのは主に短い枝ですので、この花芽は残さないと 花は咲きません。しかし、短い枝に沢山付いているつぼみを全部残すと房が短くなるので、 2 、3 個残して剪定します。藤棚全体の蔓の配置を考え、光が良く当たり花芽に栄養が当たるように剪定することが大事です。
千年フジは環境庁の全国香百選 にも選ばれているように沢山の花 が咲き、香りの強いことで有名です。沢山の花と長い房を付けることを両立させる剪定は技術的に難しく、一度の研修では身につかないので、今後も研修を続ける必 要があります
(報告:鳥越)

2021年03月07日