開催日 :令和5年5月14日 14:30~16:30
講演内容:菌根菌の活用について(総会記念講演)
講 師 :㈱松本微生物研究所 生物環境事業部 栗栖敏浩 樹木医
場 所 :センタープラザ西館貸会議室9号室
参加者 :38名
○前編
①菌根菌のこと、②菌根菌の実験、③菌根菌のはたらきと野外実証 について
○後編
①樹勢回復への活用、②資材について
○最後に・・・
学術的に事実と確かめられている技術や資材を用いると共に、学術的に事実と確かめるために様々な試行することも樹木医には必要である。1人の樹木医では難しいことも数名の樹木医が協力することで可能となることも多く、菌根菌を活用する樹木医グループに加わることでも座学では得られない知見や技術を得ることができるとし、菌根菌の活用を通じ、樹木医としての心構えについてものお話も伺えました。
樹木医CPD対象
兵庫県支部・研修会など報告
日本樹木医兵庫県支部会員の技術向上を目指します
令和5年2月25日 活動 千年フジの剪定
開催日 :令和5年2月25日
ヘリテージマネージャー研修、樹木医研修
場 所 :大歳神社(宍粟市山崎町上寺)
指 導 :樹木医 安田邦男氏
参加者 :鳥越 茂、安田邦男、森 幸久、荒木 衛 他6名の樹木医
内 容 :フジの冬季剪定
目 的 :千年フジの剪定を実施
本研修は平成26年より継続して実施しています。
今回は兵庫県支部の安田邦男樹木医が講師となり実施しました。
1) フジの剪定実践
講師の安田樹木医が千年フジ保存会のメンバー(約 20名) を含め全員に今年のフジの状況について説明。 全体に花芽が小さくこれまでと同じ剪定方法を行うと花芽がなくなってしまう恐れがあるので、長く伸びたツルのみ先端を少し切る程度に
止めるよう指導。樹木医は作業台に上り短枝(花芽が付きやすい)を元気なつるに 付ける 方法に挑戦しました。 作業後 各自の剪定枝にはナンバーテープをつけ来年結果を見ることができるようにしました。
2)フジの管理法について
社務所で行った座学は鳥越樹木医が担当しました。令和 3 年と 4 年に行った剪定結果についてパワーポイントで説明し、目的通りの結果にならなかったものについては
、その原因と今後の取り組み について全員で検討しました。
屋外では 近年千年フジの葉色が悪い原因は根系の伸長不良にあるのではと考え、スノコをめくり根系を調べました。千年フジの周りを取り囲んでいる玉垣が根系の伸長を阻んでいる
可能性があり 、 地表面に出ている根系を玉垣から外に出す方法について 検討し 、 令和 5 年度の研修で実施を目指すことになりました。
報告:鳥越
令和4年10月30日 広報活動
丹波篠山市で開催された「ひょうご里山フェスタ2022」に兵庫県支部として出展しました。
ひょうご里山フェスタは、“森林は県民共通の財産である”との理解のもと、本県では、公的関与による森林管理の徹底や「里山林の再生」などを「新ひょうごの森づくり」として平成14年度から独自に展開してきました。そのような中、スギ・ヒノキ人工林については、対策が充実する一方で、農村の過疎化や高齢化等により里山林を管理する担い手が一層と減少しつつあり、里山林をいかに維持管理して行くかが、森づくりにおける課題として顕在化しつつあります。
そこで、県民が里山への理解を深めるとともに、里山を守り育てる意識醸成の場として位置づけ、「ひょうご森のまつり」から「ひょうご里山フェスタ」に名称を改めて開催をしています。
開 催 日:令和4年10月30日(日)9時30分~15時00分
場 所:兵庫県立丹波並木道中央公園(丹波篠山市西古佐地区)
テ ー マ:森よ 緑よ ふるさとよ ~豊かな里山 未来への継承~
コ ー ナ:樹木医の活動紹介「樹木医は木のお医者さん」
参加樹木医:兵庫県支部 7名
【展示内容】
・樹木診断、治療器具展示
・樹木医関連専門図書の展示・販売
・樹木腐朽菌、粘菌の標本展示
・クビアカツヤカミキリの説明コーナー
【その他】
来場いただいた方々からは樹木などに関する様々な相談を受けました。
来年の開催市町は姫路市です。
令和4年8月6日 天然記念物保全管理2種盛り研修
開催日 :令和4年8月6日
講演内容:令和4年度 兵庫県支部夏季研修会
天然記念物保全管理2種盛研修会
・国天「野間の大ケヤキ」樹勢回復解説
・市天「国崎エドヒガン群落」保全管理解説
・北摂里山博物館と「川西市指定天然記念物」解説
講 師 :下記に詳細
場 所 :下記に詳細
参加者 :14名(後半12名)
天気が危ぶまれましたが予定通り無事開催しました。
9:20 国指定天然記念物「野間の大ケヤキ」前に集合し、
9:30~10:45 中島末二樹木医から現地にて保全状況の説明
「国崎クリーンセンター 啓発施設ゆめほたる に移動後、
11:00~12:15 川西市指定天然記念物 「国崎エドヒガン群落」を森脇由佳樹木医による現地案内
昼食後
13:00~14:00 中島末二樹木医から 国天「野間の大ケヤキ」保全活動の経緯解説
14:00~14:30 伊達 から 北摂里山博物館と「川西市指定天然記念物」解説
14:30~15:00 森脇由佳樹木医から 市天「国崎エドヒガン群落」保全活動状況解説
があった。
各プログラムごとに活発な質疑応答もあり、有意義な研修となった。
樹木医CPD対象
令和4年5月22日 総会記念講演
開催日 :令和4年5月22日 14:30~16:30
講演内容:樹木とシロアリ(総会記念講演)
講 師 :日本樹木医会福岡県支部 沖濱宗彦 樹木医
場 所 :明石商工会議所 大ホール
参加者 :28名
イエシロアリとヤマトシロアリの生態及び駆除法について、実例を示していただきながら講演していただきました。
樹木医CPD対象
また、5月22日(11:00~12:00)には、
明石公園こども広場にて、兵庫県支部、宗實久義 樹木医指導による
クビアカツヤカミキリ防除ネットの点検と補修 の研修を行いました。
・ネット内の胴吹きの処理と防止パッチ設置
・止めテープ、針、棕櫚縄点検補修
・ネットの破損個所補修等について指導いただきました。